パペットとマリオネットの違いは?(wikipediaより引用
*パペット(英: PUPPET)は、人形劇などで使われる操り人形の一つであり、
*マリオネット(仏: MARIONNETTE、英: MARIONETTE)は、人形劇でよく使われる操り人形の一つ
マリオネットは中世フランスに起源を持ち、世界中で見受けること
<マリオネットを使った作品 >
マリオネットを扱った有名な話として『ピノキオ』が上げられる。
『サンダーバード』の作者として知られるジェリー・アンダーソンによってスーパーマリオネイ
『ひょっこりひょうたん島』も、マリオネット、あるいは操り人形
『からくりサーカス』には、人間サイズ(ないしはそれより大型)
フランスの劇団ロワイヤル・ド・リュクスの作品『スルタンの象と
糸あやつり人形 String Puppet
藤原玄洋 氏(日本ウニマ事務局)
マリオネットと呼ばれることも多く、糸や針金で操作する人形の総称である。
糸あやつり人形というと、糸の本数が多く複雑に思われているが、さまざまな形式の人形がある。糸あやつり人形は、最初から糸で操作されているものから、すべてが生まれたわけではなく、前述の上からの棒づかい人形であったと考えられる。だんだん複雑になるにしたがい、手・足に補助的な糸がつき、やがて全部が糸だけであやつる構造に発達したと思われる。このことを知っておくことは、糸あやつり人形をはじめるときには、特に重要なことである。
人形の重さを支える両肩の糸、首、両手、両足を動かす各2本の糸とで、九本の糸でつかうものが普通の形式である。糸のかわりに部分的に針金をつかうこともある。
糸を受ける操作器のことを〈コントローラー〉または〈吊り手〉(つりて)と呼ぶ。トンボ型の〈水平式〉のものと、たて型になった〈階層式〉のものとがある。
どちらかというと、糸あやつり人形はヨーロッパで盛んに行なわれている。日本では第二次世界大戦までは、現代人形劇において主流的役割をはたしていたのに、今日では活発に行なわれているとはいえない。それはその後、さまざまな構造の人形が開発されたことにもよるが、むしろ舞台的条件や、構造の複雑さから敬遠されているように思える。
(1) 針金を使った糸あやつり人形
糸数の多い糸あやつり人形(D図)も、つかっているうちにだんだん上手になっていくが、やはり前述の手づかい人形や、棒づかい人形のようなわけにはなかなかいかない。
首に針金をつかった構造の人形、C図の人形からはじめるといいだろう。そうすれば人形がフラフラしないですむので、床から人形が浮いたり、逆に人形がダラリとたれたりしないで、棒づかい人形をつかう感じで、動かすことができるだろう。
(2) 2本糸で動かせる糸あやつり人形
糸あやつり人形というと、糸数の多い複雑なものを考えがちだが、A図の犬の人形のように、胴体と首を円筒の空容器で作ったものに、ブラブラの足や耳をつけたものもある。この人形は
2本の糸を簡単な丸棒のコントローラーに結びつけただけだが、何本もの糸で動かす犬の人形より、はるかに生きいきと動かすことができる。何本もの糸をつけて複雑にすることが、よく動く人形をつくることには、必ずしもならない。簡単な構造の人形でもやり方しだいで楽しい人形劇を、つくることができるのだから、やり方にこそ工夫をこらしてもらいたい。
(3) 糸で人形をあやつるコツ
先に述べたように棒の先のものを動かすことは、比較的容易であるが、糸の先のものを思ったように動かすには、ちょっとした注意が必要だ。糸に吊した玉を横に動かすとき、糸を横に振っただけでは、玉はブラブラ揺れるだけで、なかなか決まった位置には止まらない。玉を少し引き上げるように横に移動して止めると、
玉は思った位置に止めることができる。糸は棒と違って直接的に力を伝えにくい。一気に力を入れてグッと動かすのは禁物である。糸に力の伝わるのを確かめて、棒でやる時よりもゆっくりやらなくてはならない。
また細い糸や長い糸になるとつかいにくくなり、糸ももつれやすくなる。糸は短めにして、タコ糸のような太目の糸をつかうと動かしやすい。糸を太くすると糸が目立って気になると思われるが、それほど気にはならない。むしろ人形を確実に動かせることの方が大切である。コントローラーのように堅いものに糸をつけるときは、結び目がほどけやすくなるので、しっかりと結んでおく。