一遍上人物語:糸あやつり人形と地域の文化資源をつなぐ実践
瀬戸内市(長船町福岡)の地域資源として一遍上人絵伝「福岡の市」は有名である。その題材をモチーフに糸操り人形のストーリーとして、演出家:大西千夏さんにより音響、シナリオ、舞台演出のもと、糸あやつり人形劇「一遍上人物語」としてつくりあげた。背景画は、動画によるアニメーションを活用し、スムーズな場面転換、表現方法の模索を実験的に行なっている。また、出演している糸操り人形たちは、デジタルファブリケーション(3Dプリンター、3Dスキャナー、レーザー加工機など)を活用し、新たな糸あやつり人形づくりの実践に取り組んで制作された人形を使っている。
背景画:国立国会図書館蔵:一遍上人絵伝.[4]より
(上記写真:平成29年12月17日(日) あわぎんホール /中国四国芝居紀行 岡山県代表:中四国9県各郷土芸能団体の1つの団体として参加)
瀬戸内市アマチュア人形劇団協議会
瀬戸内市アマチュア人形劇団協議会は、糸操り人形劇に関わることで文化意識の高揚と豊な情操を養うとともに糸操り人形師、竹田喜之助さんの偉大な業績を後世に伝承し、糸操りの技術を伝えることを目的として瀬戸内市内外で活動をしています。
瀬戸内市のアマチュア人形劇団:「糸あやつり人形劇団つきみ草」「糸あやつり人形劇団びっくりばこ」「子ども糸あやつり人形劇団 星の子きらり」の3劇団を中心に、各劇団の垣根を超えて横断的に糸操り人形劇に関わる情報共有を行なっています。また瀬戸内市内の小学校への人形劇指導や公演など、地域の文化を子どもたちに伝える取り組みを進めています。
|糸あやつり人形劇団つきみ草|
|糸あやつり人形劇団びっくりばこ|
|子ども糸あやつり人形劇団 星の子きらり|